体調異常と2回目の異動 – ページ 2 – 私のうつ病備忘録

体調異常と2回目の異動

 そんなストレスを受けながらも、一つずつ不具合の原因を潰していくことで社外トラブルの頻度は減少していきました

 もしかしたら、私が異動するまでは選別や必須の業務で忙殺されて「周知徹底して再発防止に努めます」とか言ってお客様にはお茶を濁していて、再発防止対策の実施まで手が回ってなかったのかもしれませんね。

 私が品質保証部に居た10年程の間に工場内に設置された緩衝材の量が明らかに増え定期的に状態確認して消耗した物は交換する事にルールが変わりましたし、客先から納入される素材の梱包も改善されました。

 体感的には異動当初の不具合原因の約8割素材か製品をぶつけた打痕でしたから、素材や製品が触る所に緩衝材を敷き詰めたのは、効果が大きかったと思います

 製品の疵検出機器の設置と運用には、私も微力ながら一緒に働かせてもらいました

 こうして仕事は「選別!選別!」の状態から解放され、忙しいものの日常業務をこなしたり新しい仕事を任されたりと業務は改善していきましたが、体調はだんだんおかしくなっていました

 朝の寝覚めがだんだん悪くなっていき午前中に眠気が耐えられなくてトイレで仮眠をとったり、集中しているはずの選別中にしゃがんでやっていたら居眠りしてしまったり、高速道路を運転中に瞬間的に居眠りしてしまったり等々。

 特に高速道路の件は、同乗者4人の命も預かっていましたから集中してたはずなのに一瞬意識がトんだ事自分が信じられませんでした。その後は舌を噛みしめながら運転して帰社し、BLACKBLACKガムを常備するようにしました。

 この品証部に居た頃は、自覚としては『疲れがたまってるな~』ぐらいのもので、病的な何かだとは感じていませんでした。

 でもおかしいですよね、仕事は楽になったはずなのに疲れがたまってるなんて結論になるのは。加齢のせいだと思っていた可能性もありますが、この頃にはもう脳の疲労で思考力が鈍っていたのかもしれません。

 そんな時に、2度目の異動辞令を受けて生産技術部に異動する事になりました。

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