確かに無職になることによって、収入がなくなる事、社会的信用がなくなる事は不安に思っていました。
しかしそれは事前にわかっていた事であり、カウンセラーの先生と何度も話し合った事であるため、突然襲ってきたストレスではありません。
それでも失業の翌日に急性期の症状が出たという事は、やはり20年間勤めた会社員を辞めた、社会人としての立場を失ったという事は、無意識に持っていた緊張感や自信の源泉を失う大きなストレスだったという事なのでしょう。
3日目には自覚としては退職以前の体調に戻っていたので、本当に退職という事実そのものがストレスの切っ掛けだったのだと思います。
それ以後は、無職になってしがらみが無くなって楽になった、これで静養に専念できると思うと同時に、ふわふわと足元が定まらないような不安感を感じていた事を覚えています。
本当に人の心というものは、自分自身の物でも自由にできない、把握することもできない、複雑怪奇なものなのだなぁと実感しました。
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