仕事の引継ぎと休職 – 私のうつ病備忘録

仕事の引継ぎと休職

 投薬による大きな回復効果が認められずうつ病の原因が過重業務と人間関係だったため、傷病休暇を取ってストレス源から離れることになりました。

 となれば、社会人の当然の仕事として抱えている仕事を後任者に引き継がなければなりません。

 しかし、当時は大口取引先との大きな取引が進んでおり、異常に忙しい状態が続いていたため、引継ぎどころか仕事を振り分けて協業しなければ取引の進捗に支障が出る状況でした。

 そんな事情もあって「あんたとの仕事がストレスで壊れたんだから一緒に仕事なんて御免だ」とは言えない状況だったので、と部長と総務の担当そして会社と精神内科を取り持つカウンセラーで相談した結果

 金型の設計や会議、試作など代わりの効かない重要な仕事は課長が行い、金型の受入れや管理、引き渡し等の日常業務や、課長の補佐は部下が行い、

 私は日常業務が早く終わるよう金型受け入れなどをフォローした後は、事務所内で単独で片付けられる仕事を可能な限りこなし、残りの時間で溜っている仕事を処理する、という形に決まりました。

 今は現在進行している重要案件を止めない事が最優先であり、私の溜めている仕事は課長、顧問、部下の誰かが出来る事でしたから、傷病休暇に入るまでは、案件を進める事を最優先に溜った仕事は可能な範囲で進める事になったのでした。

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