また、異動したばかりの頃はお客様の品質担当者に年配の方が多かったせいか、
・「なんでウチの始業時間に来とらんのだ!」『私:昨日10時頃に着くって確認しただろ、忘れとんのか』(約30分謝り倒してようやく選別にかかれました)
・「今すぐ来て選別しろ!」『私:定時過ぎてるぞ、夜勤しろってのか』(実際に夜勤時間に選別し、ビジネスホテルで仮眠後、不具合は客先が原因だったため(現場を見ただけで特定できました)原因を説明し、後日不具合原因報告書を提出しました)
・朝一に電話してきて系列会社の決まりなのか、「ウチは発生から3日以内に対策書出す決まりだから、確認するから明日の昼までに対策書提出して」『私:昨日発生したから明日が期限かい、しかも昼までかよ、こっちが選別に原因調査、対策検討にかかる時間考えろや、徹夜しても間に合わんぞ』(上司に相談したところ書類作成を代わってくれたため、昼休み中に送れました。「昼前に遅れと言っただろう!」と怒りの電話が来ました)
等々、上から目線で横柄な方、理不尽な方もいました。
最初はそんな人に当たるたびに、『自分が不具合品を作ったわけじゃないのに、なんでこんな扱いを受けなきゃならないんだ、理不尽だ』と感じて非常にストレスでしたね。
このような理不尽感は、1年ほどで主任(班長相当)の肩書がついた事、相手が代替わりして年齢が近くなったためか頭ごなしに怒声を浴びる事が減っていった事、そして『選別班を率いて来ているのだから、選別中は自分が会社の代表なんだ』という自覚を持てた事で、だんだん理不尽だと感じる事は少なくなっていきました。
品質管理課員ですしね、会社の全製品の品質に責任がある部署の人間なわけですから、相手の方にとっては当然だったのでしょう。
逆に、
・「報告はメールで簡単なのくれればいいよ、選別の結果と代替品の納入だけよろしくね」
・「在庫数少ないのでこっちで選別しときます、サンプル送るので再発防止と代替品の手配だけお願いしますね」
場合によってはこんな事を言ってくれる拝みたくなるような人もいました。『ほんとに人によって変わるなぁ』とため息が出ましたね(笑)、当たりがきつい人は常にきつかったですから(苦笑)。
最東は神奈川県、最西は岡山県、最南は徳島県、最北は石川県と、当時は日本の南半分を走り回っていましたね、思い返すとあれはあれでいい経験でした。
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