非常勤顧問は、会社にいる時間は決まっておらず別会社の顧問も兼任しているので、電話で予定を調整して会議室を予約しなければならず、「教えてください」「わかった今から行くわ」とはなかなか行きませんでした。
会議室に来てもらっての顧問の教え方は、大声で、早口で、最初の一言は「んで、どこまでできとるんだ」で始まり、質問すれば「こんなことも覚えとらんのか!」、計算に手間取れば「いつまでかかっとるんだー、1件にこんなに時間かかるようじゃ仕事にならんぞー」とニヤニヤ笑い。
こんな罵詈雑言のあとに嫌そうに説明をするような教育をうけ、私のストレスと引き換えに何度も修正を受ければ「これならまあええわ」と合格を貰える程度の工程設計を書けるようになりました。
会議室に課長が顔を出せば、内輪のネタで雑談をし始めます、本人たちに言わせれば情報交換なんでしょうが。
ある時の話で顧問が「前の会社にいた時に上司と意見がもめた時な、毎日毎日直談判してやったら勝手にノイローゼなって病院送りにしてやったわ」と武勲のように語り、課長はそれを聞いて手を叩いて大喜びで大笑い。
この時、『ああ、この人達と自分じゃ感性がまるで違うんだ。絶対に仲良くなれないんだ』と理解しました。
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