異動した品質保証部は、品質管理課と検査課に分かれており、私が配属された品質管理課は課長、係長、主任(班長相当)の3人だけで、私が入ってやっと4人の小さな所帯でした。
課長は営業部から異動してきた人で、品質保証部長、工場長、生産技術部長の退職後の後任になる事を求められていました。このため業務では工場全体を見ていたため、品質管理の実働的には人数外でした。
実際、後に品質保証部部長に昇任後、工場長に異動し、工場長兼任生産技術部部長につきました。
退職間近な部長は御意見番的な立ち位置で、私に不具合原因の調査方法や原因特定の考え方を教えてくれたり、会社の全機械の詳細の解説などをしてくれた他は、社内を歩いて機械や社員の様子を見て回ったり、大口取引先との会議に挨拶のために顔を出したり、社内の選別を手伝ったりと、実働面からは手を引いていて、2年後に定年退職されました。
つまり実質2人で仕事を回していたところに私が入って3人になったわけですね。戦力5割増しですよ、すごいなー(棒)。
そんな品質管理課で業務を始めたのですが、主な業務は社外からの品質トラブル対応、つまり製造部が作った不具合品が社外に流出した際のケツ持ちでした。
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